都心政策課に行ってきました

10月12日(木)午後、イーステージ7Fの浜松市都心政策課へ行ってきました。いくつかの質問と、いくつかの個人的な意見を述べてきました。
ちょっと質問しに行っただけなんですが、副主幹、と二人の主任、計3人で応接してくださいまして恐縮しました。
質疑の主な内容は以下の通りです。

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1.今後の予定は?

応え.旧・都心再生戦略会議の構成メンバーはおおむね中心市街地活性化協議会のメンバーになってしまったので新しく組みなおす予定。10,11月中が目処。グランドデザイン(注:主任はこの言葉を使いました)はこれから考えていく。ブログ等で意見交換を行っていくことも考えている。

2.前回の基本計画のときにTMOができなかったのはなぜか?

応え.第3セクターに対する理解が得られなかったことや、人材(タウンマネージャー)不足が原因と思われる。

3.街づくりで積極的な活動をしているところはどこか?

応え.まちなか商業者委員会、若手商業者委員会、等。

4.今後の都心再生戦略会議において(新)基本計画に挙げられていない活動、事業を行おうということになった場合、補助金等は出るのか?

応え.適宜計画変更を申請していくので当然大丈夫。しかし、理由がちゃんとしていなければ通らないこともある。

5.「浜松まちづくりセンター」の役割は?

応え.活性化協議会の構成メンバー。今のところTMOのような役割を担える体制の組織ではない。
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僕が述べた主だった個人的意見。
A.
前回、TMOが出来なかったのは痛かったと思うし、同じような経緯で今回も空回りしてはならないが、TMOができても失敗しているところはあるし、TMOができなくても成功している例も有る。その成功のポイントは「民間が主体となって行動している」こと。新しい都心再生戦略会議は商業者がリーダーとなって具体的な検討を何度も重ね、民間が自主的に改革を進めるような組織にすべき。市役所の方々はその活動のための土壌つくりに専念してほしい。
B.
浜松の中心部は昔よりも広くなってしまった。街の規模が非常にでかい。ホームページ等で紹介されている成功例がそのまま当てはまるとも考えにくい。郊外に行ってしまった浜松市民を呼び戻すという考え方よりも、市外から人が集まってくるような新たな付加価値を都心に持たせ活動がいいと思う。長浜のように。

その他のポイント
・大丸に関する限り「出店して街が衰退した」という例はないそうです。勝算はかなりあるとのこと。
・今回対応してくださった3人の方は皆さん4月からの着任だそうです。
・11月19日にアクトで佐世保の商業者のリーダーの方が来て講演をしてくださるそうです。
・「街元気プロジェクト」の二枚の受講修了証(基本コースと実践コース)を見せて「新しい都心再生戦略会議に僕を入れてください。」とお願いしてきました。これでダメなら止むを得ないです。
・秋の収穫祭というイベントに4万人ぐらいの人出があったそうです。鍛冶町通りは凄い人出だったのに有楽街とかは寂しかったらしく、イベント効果を有効に活用できていないようです。


1時間半ほどお付き合いしてくださいました。丁寧で誠実な対応に感謝しております。

今回の訪問での最大の成果は
「グランドデザインは新しいメンバーでこれから協議し、その内容が基本計画に載っていないことでも補助金は得られる」
ということがわかった点です。
以上です。

内山淳平


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音楽の街(2007-05-31 14:31)

この記事へのコメント
私も市の方と行革審でよく会いますが、皆さん真面目で、仕事熱心だと思います。ただし、事務方としては適任なのですが、多少自由な発想に慣れていないためか、政策立案になると、美辞麗句はあるが、実効性や新しい視点にかけた文章になってしまいます。

★是非内山さんのようなほかの専門的職業の視点が・・
必要だと思っています。また製造業やデジタル産業の経営にかかわる人間は多くの都市に仕事で出張します。その時々に感じる印象を上手く浜松の街づくりに活かせると良いですね。私自身も街づくりには20年前から関心があるのですが、一度も委員のお声がかかったことがありません。

ではでは。
Posted by 秋山雅弘 at 2007年10月17日 11:54
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